富士市は2019年6〜7月、韓国・光州で開催された世界水泳選手権に際し、スイス水泳連盟による事前合宿を引き受けました。
最初にやって来たのはアーティスティックスイミング(AS/14人うち選手11人)のチーム。団体の到着の折には、地元の町内会や中学生ら約200人がスイスの小旗を振って選手たちを出迎えました。当時の記録によると、出迎えに応じたのは富士市青葉台・大淵・広見地区の町内の方々、そして大淵中学校の生徒さんでした。
激励に訪れた小長井 義正(こながい よしまさ)市長は「ここで練習して素晴らしい成績を残すことを期待する」とのスピーチを行いました。
富士市には引き続き、飛込チーム(8人うち選手6人)、競泳チーム(20人うち選手12人)が相次いで到着。7月8日には歓迎パーティを実施、選手全員が一堂に会する一幕もありました。
初回の合宿受け入れに当たり、戸惑いも少なくありませんでした。頭を悩ませた問題の一つは、食事の提供内容についてでした。日本料理のエッセンスを入れながら、西洋料理ぽく作ってみたりと試行錯誤を繰り返すなか、一部のメニューに人気が集中したり、別のメニューには全く手を出さなかったりと、シェフやホテルスタッフたちはひきこもごもだったようです。