ルーマニアの首都・ブカレストで実施の25メートルプールで争う競泳の2023欧州短水路選手権で金メダル3つ獲得と絶好調のノエ・ポンティ(Noe Ponti)選手。
12月9日開かれた大会第5日、ポンティ選手は50mバタフライ決勝で21秒79で金メダルを獲得したわずか3分後、100m個人メドレー準決勝1組目に参戦することになりました。直前に全力を尽くしただけあり、あまりに厳しいスケジュールを科せられました。
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100m個人メドレー準決勝でスタートするポンティ選手(さかい撮影)
準決勝の結果は、一緒の組で泳いだドイツのクレンツ(Ramon KLENZ)選手と同タイムで8位。その結果、大会第5日の一番最後に2人だけで泳ぐ『スイムオフ』が実施されることになりました。同タイムで同じ色のメダルが複数選手に渡されることがありますが、決勝への進出タイムが2人の決戦で決められることはそれほど多くはありません。
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こうした表示を見ることは珍しい(会場でさかい撮影)
2人で泳いだ結果は、ポンティ選手が0.90秒差をつけ勝利。翌日の決勝へと駒を進めました。
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ゴール後、結果の表示板を見つめる両選手(会場にてさかい撮影)